国際馬事学校の学校ブログ | 国際馬事学校
2014.6.29 日曜日

宝塚記念

 今日は阪神競馬場において、第55回宝塚記念(G1)が行われます。

 発走は15時40分です。

 出走頭数は12頭とやや少なめですが、昨年の宝塚記念を勝ったゴールドシップや、
 前走ドバイのシーマクラシックを勝ったジェンティルドンナや、
 天皇賞・春の2着馬で、今までG1レースで2着が4回のウインバリアシオンなどが出走します。

 その他にも、メイショウマンボや、ヴィルシーナや、
 トーセンジョーダンなどのG1馬も出走しますし、
 少頭数とはいえどの馬が勝つかというと、なかなか難解なレースとなっています。

 宝塚記念は、暮れの有馬記念と同じく、
 ファン投票によって出走馬を決めるレースになっています。

 今年のファン投票1位は、51,366票を集めたゴールドシップで、
 以下ウインバリアシオン、ジェンティルドンナと続き、
 奇しくも昨日の前売り人気と一致しています。

 宝塚記念は、ここ最近5年間でステイゴールド産駒が4勝しています。

 これは、阪神競馬場の芝2200m内回りコースで行われるのと関係あるのでしょうか。

 3コーナーなどは結構きついカーブになりますし、ステイゴールドの子供達はスピードを落とすことなく器用にコーナリングをこなすのかも知れませんね。

 今年の出走馬のなかでステイゴールド産駒はゴールドシップ1頭ですし、
 こんなところからファン投票や前売り1番人気になったのでしょうか。


 さて、今週の競馬で東京競馬、阪神競馬の中央場所が終了し、
 来週からは函館競馬、福島競馬、中京競馬のローカル3場開催になります。

 関東の場合ですと、中山競馬、東京競馬の中央場所の出走馬は
 原則的に美浦トレセンから当日輸送します。

 そして、福島競馬や新潟競馬へはたいがい1週間毎の節輸送で、
 前日までに競馬場に入厩するようにし、函館競馬や札幌競馬へはもう少し早めに入厩するとか、または長期に滞在して競馬を行います。

 ローカル競馬が始まると、美浦トレセンもややのんびりした感じになります。


 先日、美浦トレセンにおいて、茨城県馬牧場防疫協議会の講習会がありました。

 これは、美浦トレセンの獣医の先生方が、トレセン近郊の育成場の従業員向けに講習会を開いて下さるもので、「ためになる話なので聞きにきたら。」と協議会の会長よりお誘いを受け、みんなで参加して来ました。



 まずは記念撮影



 講習会場は美浦トレセン事務所3階の大会議室です。
 真ん中の席に陣取りました(笑)


 最初の講義は「腕節・球節の剥離骨折と手術」について
 講師は美浦トレセン防疫課長の小林先生です。




 スライドを使って丁寧に説明して下さいます。



 骨の名称



 現在の手術の様子
 球節の剥離骨折程度だと、全身麻酔でなく、局所麻酔で立たせたまま
 手術を行うという説明でした。


 次の講義は、「馬のハ行の見分け方」
 講師は美浦トレセン診療所長の上野先生です。













 順を追って、大変分かりやすく教えて下さいました。


 今回の講習内容は、毎日馬に接する者にとっては必要不可欠な大変有意義な講義でした。

 参加させていただき、誠にありがとうございました。



 
 

カテゴリー:

コメント投稿

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。