国際馬事学校の学校ブログ | 国際馬事学校
2010.3.16 火曜日

前へ、前へ。

本年度卒業生のうち学校に残っていた最後の一人、渡邊光くん。
彼も地方教養センター騎手課程入学準備のため、先週この国際馬事学校を発ちました。


卒業した生徒の姿や声が無いことにまだ慣れませんが、彼らの活躍を期待しつつ在校生は今日も頑張っています。

現在、生徒たちのレッスンは、全員が第2課目を無事クリアしたので次の障害飛越へと移っています。
高い障害を跳ぶのはまだ先の話、今は障害に対する馬の誘導や馬上姿勢、脚(きゃく)の使い方などの基本のレッスンですね。
低めのクロスバーでも、あれもこれもと、いろいろなことに気をつけて騎乗するので決して簡単ではありません。


障害レッスンは池田先生が担当し、きめ細やかな指導をします。


騎乗中の生徒だけでなく、次に乗る生徒たちも真剣に聞き入っていますね。


Tくん、なかなか上手く跳べています。拳(こぶし)や脚(きゃく)の使い方、体重移動などに気をつけて乗るのは難しそうですね。


Nくんが騎乗したターボ、少し障害を嫌がっていますね〜。
バーの手前で止まってしまいます。


乗り代わった池田先生がなだめつつ上手く誘導して飛越。


再度騎乗したNくん、今度は無事クリア!本来、高い障害もOKのターボですが気分屋さんなので、たまに扱いが難しい時もあるのです。




一方、隣の馬場では。

大西校長が、障害のための基礎強化レッスンをしていました。

バーを跨ぐときに馬の歩様が僅かに変化しますが、それで姿勢を崩すことがないよう注意して騎乗。


「N、その姿勢でもう少し我慢!」何度も大西校長に言われ頑張るNさん。
今日のレッスンで少しコツを掴んだようです♪

この強化レッスンは、障害飛越において大切なバランス感覚を養うためのもの。
基礎をしっかり身につけていれば、実際に障害を跳ぶ時にも上手くできそうですよね。


Sさんもこの1時間でかなり姿勢が安定しました。こうやって徐々に上達していく姿を見るのは、先生にとっても嬉しいことです。


この障害レッスンを進めていき、ある程度メドがついたら校内騎乗試験を行います。
試験に合格したら、厩務員や牧場勤務、インストラクターなど個人の志望する進路に合わせたレッスンが始まります。
その頃には本年度の新入生が、新たな仲間として加わっているでしょう。

季節は移り変わり、時は止まることなくその針を刻み続るもの。

卒業生はそれぞれの道を歩き出し、在校生は次のステップに向けて進みます。

振り返ることなく、前へ、前へと。





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2件のコメント

  • 馬好き より:

    気分屋さんですか、それは大変です><

    障害は、姿勢が大事ですよね、
    最初は、色んな事が大変だと思いますけど
    そのうちしっかりと基礎が身について
    慣れてきますから、頑張ってください♪
    それにしても、池田先生かっこいいです!!!

  • 管理人 より:

    >>馬好きさん
    馬好きさんも、クロスバー障害などの経験がありますよね。スゴイ・・・。
    基礎乗馬ができていないと、障害レッスンに進んでも難しそうですよね。
    基本を大切に、あとは毎日騎乗して慣れてくれば、上達も早いかな?
    そのうち生徒たちも、池田先生みたいに乗りこなせたらイイですね♪

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