日韓競馬の発展のために。
視察のため来日中の韓国馬事会の方が本日、国際馬事学校にお見えになりました。KRA(韓国馬事会=Korea Racing Association)は、日本のJRA(日本中央競馬会)に相当する組織です。
サラブレッドによる競馬の他、済州島の済州競馬公園でチョランマルと呼ばれる、済州島固有種のポニーによる競馬を開催しています。
本日いらした4名の方々。
(左から)競馬先進化チームの郭さん、主席裁決委員の石さん、国際化チーム羅さん、大西校長、競馬事業部の金さんです。
今回の滞在では、栗東トレセンや美浦トレセン、馬事公苑、日高(北海道)の育成牧場など、多くの馬の施設を視察される予定です。
日本語が堪能で、穏やかな笑顔がとても素敵な石さん。
けれど、石さんの主席裁決委員という役職は、大西校長曰く
「ジョッキーにとっては、一番コワ〜い人だよ。」
だそうです。
着順の確定や制裁など、競馬に関する一定の事務を執り行う裁決委員は、競馬の公正確保が第一。
レースでは常に厳しく目を光らせていなければなりません。
確かに騎手にとっては、少しだけ苦手な存在かもしれませんね
大西校長が、厩舎や学習システムを説明しつつご案内。
生徒たちはちょうどレッスンの真っ最中でした。少し緊張?
韓国競馬はその形態(競馬場の仕組みや運営など)が、日本のJRAととてもよく似ています。ですから解りあえることが多く、話は尽きません。
さて、今回の視察旅行で我が国際馬事学校にもいらしたのは何故でしょう。
それは大西校長が現役の頃、サニーブライアンでダービーを制覇した1997年。
その年の9月に、韓国で行われた「日韓騎手招待競走」で騎乗したことがきっかけです。
ソウル・済州島を訪れた際に大西騎手がお世話になったのが、今回のメンバー・羅さんです!
国際馬事学校のHPから大西校長の近況を知った羅さん。
約13年を経て、再会が果たされました。
ちなみに大西校長は、その1997年の招待競走が実施された日、2つのレースに騎乗し、2戦2勝という素晴らしい成績をおさめました
韓国では1994年〜97年まで、JRA騎手の招待競争が実施されていました(現在は廃止)。
また2005年から、アジア競馬会議ソウル大会を契機にKRA国際騎手招待競争が始まり、JRAからも毎年招待されています。
そういえばJRAでも、「韓国馬事会杯」というレースが組まれていますよね。
ちょうど今週、3月20日(土曜日)の中山競馬10Rが、その韓国馬事会杯。
(石さんはプレゼンターとして、表彰式に出席されるそうです。)
競馬においても日韓交流は盛んなのですね。
競馬・乗馬の未来を考え、その発展のために。
お互いの良いところを認め、知識や技術を吸収し、学びあい協力しあう。
そんな関係が築いていければ、素晴らしいことですよね。
カテゴリー: 学校関連
2件のコメント
韓国の方ですか!!
大西校長先生は、素晴らしい方ですね!!
改めて、そう思います!!
2戦2勝ですか、かっこいいです!!
私は、今日卒業式でした。
光君や、鴨宮君、伴君とは、進む場所が違いますけど、
4月から新しいスタートを切ります!!
皆さんと同じように、努力してあきらめないで
進んでいきたいと思います!!
>>馬好きさん
ご卒業おめでとうございます〜〜〜!!
新しい環境は、慣れるまでが大変ですよね。
出会った人には少し気をつかったり、生活パターンが変わって身体が疲れたり。
でも努力家で前向きな馬好きさんなら大丈夫ですね♪
頑張ってください。応援しています!
コメント投稿