平成29年度、卒業式
平成29年度、第7期生、8期生の卒業式を執り行いました。
普段の作業着を見慣れていると
スーツ姿がとても大人びて見えますね。
この2年、3年間で
みんな本当に大きく成長したと思います。
卒業生 松澤君
マイペースで、興味のある事に一直線な松澤君。
自分の得意分野を生かせる場所を見つけ
毎日を生き生きと過ごしていました。
これからも美味しい牧草を馬たちに届けてほしいと思います。
卒業後は、国際馬事農園へ就職致します。
卒業生 藤原君
入学当初は、臆病な性格からか
少し消極的なところがあった藤原君。
2年間の間に自分を変えようと必死に努力し
今では素早く行き届いた仕事ができるようになりました。
生真面目な彼を、多くの後輩が慕っていたと思います。
卒業後は、宇治田原優駿ステーブルへ就職致します。
卒業生 藤村さん
小柄な彼女ですが、誰にでも優しく接する
大きな心を持っていました。
彼女の明るさに場が和むことが多々ありましたね。
就職先でも、持ち前の素敵な笑顔で
お客様たちを元気づけてあげてください。
卒業後は、飯綱高原乗馬倶楽部へ就職致します。
卒業生 藤田君
とっても照れ屋さんな藤田君。
自分にも他人にも厳しい彼は、
時には後輩だけでなく同期を叱る事もありました。
ですがそれは誰よりも馬の事、他人の事を考えていたが故。
厳しくする事が彼の優しだったのではないでしょうか。
これからもその真っ直ぐさを生かして頑張ってほしいと思います。
卒業後は、グリーンウッド・トレーニング甲南馬事公苑へ就職致します。
グリーンウッドトレーニング代表の永山様から
お祝いの言葉をいただきました。
判断を誤ってしまっても、遠回りになってもいい。
自分がやるべきことを、勇気をもって決断し行動すること。
決して仕事や自分から逃げず、
最初の一歩を踏み出してみる事が大切だとおっしゃっていました。
卒業生の皆さん、心に刻んでくださいね。
続いて、在校生からの送辞です。
今年は、新二年生のT君が務めてくれました。
卒業生たちが夢に向かってひたむきに努力をしてきた姿は、
後輩たちの目に、見習うべき模範として映っていたようです。
先輩たちの進む未来は素晴らしいものだと信じています、と
力強い言葉で話してくれました。
そして卒業生答辞。
今年も一人一人が言葉を返してくれました。
トップバッターは藤原君です。
入学当初は、馬という生き物の事がわからず不安だった事、
二年生になっても、後輩への接し方や乗馬技術などについて
悩む事がたくさんあったそうです。
あまり表に出さず、口数も少ない藤原君ですが
内心では様々な葛藤があったのでしょうね。
先生たちの支えのおかげで悩みを解決できた事、
騎乗技術や後輩との関係性が向上した事など、
この二年間で心身共に成長できた事を
周りの人たちへの感謝の言葉と共に伝えてくれました。
次は松澤君です。
現在彼が担当してくれている牧草、米、野菜作りが
どれほど大変で楽しいかという事や、
遠くからでも馬に関わる仕事に就けた事に対する喜びを
丁寧な言葉で語ってくれました。
お調子者で、時々先生たちを困らせたりもしますが
一心に仕事に打ち込む姿は学校の人間だけでなく、
ご近所の農家の方々からも評判でした。
これからも松澤君たち農園組から届く牧草や人参を
楽しみに待っています。
次は藤村さん。
日々の作業や騎乗、運動会、競技会など
たくさんの思い出をひとひとつ話してくれました。
自身のコンプレックスと向き合わなくてはいけない場面が
何度もあったと思いますが、
どんな時も卑屈にならずに、前向きに取り組んでいましたね。
同じ馬の道を目指す仲間たちと一緒に悩んだり、
話し合うことで自分が成長できたという彼女。
幼いころから自分を信じ、育ててくれたご両親に
感謝の気持ちを伝えていました。
そして最後は藤田君。
同期の中でも年長組の彼は
他の子以上に期待されるものが大きかったと思います。
後輩教育や寮生活についても、先生たちに
口うるさく言われる機会が一番多かったのではないでしょうか。
それでも投げやりにならずに考え、
納得のいく答えを見つけた藤田君。
自身が正しくある事はもちろん、
他人も正していける人間になりたいと語ってくれました。
そして
「最後に……。みんな、ジャガーの事を可愛がってあげてください!」
と、まさかのアドリブが!
担当馬であり、愛馬でもあるジャガーと離れるのを
随分前から寂しがっていましたもんね。
一年生のH君から
「はい!」
と元気な返事が帰ってきました(*^-^*)
卒業生の父兄代表として
藤村さんのお父様からご挨拶を頂戴しました。
中学生の頃から馬の世界を志していた藤村さん。
高校を卒業してから国際馬事学校に入学し、
また卒業するこの日まで
そのモチベーションが崩れることはありませんでした。
周りの人たちの応援、後押しがあったお陰だと
晴れやかな表情で話してくださいました。
卒業生へ温かな応援の言葉も頂き、
これから新社会人として生きていく卒業生たちは
大いに勇気づけられた事と思います。
ありがとうございました(*^-^*)
続いて
在校生から卒業生へ、花束贈呈です。
共に学び、共に遊び、
貴重な学生生活を共有した仲間とのお別れです。
みんな涙を飲んで、笑顔でおめでとうございますと伝えていました。
そして最後はメモリアルムービーです。
二年間、三年間の思い出をぎゅっ、と濃縮しました。
笑いあり、涙ありの
素敵なムービーに仕上がったのではないでしょうか。
ムービーも終了し、これで卒業式も終わり。
かと思いきや
「ちょっと待ったー!」
と、どこからか制止の声がΣ( ̄□ ̄|||)
どうやらサプライズがあるようです。
在校生を代表して、少年団のK君から
卒業生のみんなにプレゼントが渡されました。
藤田君にはたくさん怒られていたK君ですが
「卒業しないでください…」と
小さな声で何度も訴えていました(笑)
式が終わり、各々写真を撮ります。
誰よりも泣きじゃくっていた二年生のN君。
同期が卒業してしまい寂しいと思いますが
次は君が最高学年です。
後輩たちを引っ張って行ってくださいね!
女子たちも仲良くパシャリ!
今後、女子は二人で新入生を育てていく事になります。
自分たちが藤村さんに教わった事を思い出して
優しく、時に厳しく指導してあげてください。
四人共、本当に卒業おめでとうございます。
君たちの目指す未来が幸せなものである事を願っています。
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