丸洗いの季節になりました♪
段々と気温が上がり、ようやく春らしさを感じられるようになってきました
風のない日中は、動き回ると少し暑いくらいです!
馬たちも運動後はじわりと汗をかくような気温です。
S君がオービットの手入れをしている様子です✨
ここで少し馬の豆知識を
馬は人同様に汗腺が全身に発達しています。
実は全身に汗をかける生き物って思ったよりも少なくて、
人以外だと牛やカバ、馬等ごくごく僅か。
ですがこの汗腺の役割が人とは少し違うのが面白い所で、
人は気温の変化、運動、または緊張等
様々な精神的な要因で汗をかきますが、
が、馬の場合は気温などの温度変化ではあまり汗をかかず、(かくにはかきます。)
運動による体温上昇で一気に汗をかくんです。
これは汗をかく汗腺の種類(エクリン線とアポクリン線)の
違いによるものなんだそう。
人間はエクリン腺という汗腺が汗を出しますが、
馬はアポクリン腺という汗腺で汗を出します。
エクリン腺は体温が上がっていることに対して反応し、
それを抑えるために汗を出そうとします。
アポクリン腺は運動や、緊張、精神的に興奮したときに反応して汗を出そうとします。
なので馬は運動をしていない状態だと汗をかきづらいんですね~。
こちらは洗われて気持ちよさそうなジャガーです♡
馬に携わる以外の人で、
馬の大量の汗を実際に見たことがある方は少ないかもしれません。
人はどれだけ汗をかいても水のような水分の粒ですよね?
ですが馬は違います。
馬の大量発汗は、なんと、泡なのです✨
よく競馬や乗馬で激しい運動をした後の馬の体が、
白っぽくなっているのを見たことがある方もいるかもしれません。
あれが実は泡なのです✨
この泡は界面活性作用のあるもの(石鹸などに似ています)で、
水分と油分を混ぜ合わせる作用があります。
つまり!
泡立つ事で素早く水分を全身に広げ、体表の温度をより早く下げる効果があるんです♪
この体温調節機能が備わっているからこそ、
馬は常にパワフルに、長時間走る事が出来るんですね✨
と、マメ知識はこの辺で置いておくとして、
人同様に汗をかくという事は、
人と同じく皮膚疾患にもかかります。
汗や皮脂のコントロールが不足する事で体調不良にも繋がっていきます。
これからより多く汗をかく季節になっていきます。
馬一頭一頭、よく見て手入れをしてあげてくださいね✨
任せてくださいと言わんばかりのS君♪
一人一人の意識が大切です。
引き続き頑張っていきましょう☆
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