国際馬事学校の学校ブログ | 国際馬事学校
2009.7.1 水曜日

本日はトレセン見学

今日は生徒全員で、楽しみにしていた課外授業へと出かけました。

行き先は、お隣の美浦村にあるJRA美浦トレーニングセンターです
見学時間である11:00頃は、すでに競走馬の調教が全て終了している時間です。
なので残念ながら走路を走る馬の迫力などには接することができませんでした。

それでもJRAのトレーニングセンターは、馬を扱う数多くの施設の中でも、日本で最先端の設備を誇っているところです。
見るもの全てが新鮮!なので生徒たちは目が輝いています。


調教プール。(撮影は26年間このトレセンへ通い続けた元ジョッキー・大西先生にお願いしました。)


係の方の説明に熱心に聞き入る生徒たち。

調教プールは、平地で調教をつけられない馬、例えば脚部不安を抱えた馬。
そういう馬でも、脚に負担を多くかけることなく心肺機能を高められるという効果があります。
もちろん脚に問題のない馬でも、心肺機能強化のために使用します。



中は蒸し暑い!

プールのある室内の温度も、プールの水温も24℃に1年中設定されています。
調教する馬の身体に一番負担のない環境を与えてあげるのです。



お次は走路へ。


実際にここで現役の競走馬が調教されています。
「ニューポリトラック」というこの走路。
砂などではない、このトラックに敷き詰められている素材についての説明をして下さっています。
向こうが見えないほど直線が長い!

こんなところを馬に乗ってさっそうと駆けてみたい!
そう思ってしまいます。



実際に触って握って感触を確かめる生徒たち。
そう、何でもこうして体験して、糧としてくださいね!

今日見学できたのは広いトレセンのほんの一部でしたが、それでも十分楽しめた事が生徒の表情でわかります。


騎手や厩務員を目指す生徒は、このトレセンで競走馬と関わっている未来の自分を想像し、その夢はいっそう大きく膨らんだでしょう。
競走馬の育成や生産を希望する生徒も、馬の身体を考えた調教などとても勉強になったはず。
乗馬選手・インストラクターを志す生徒もまた同じ。



馬の世界で活躍する事を共通の目標とする生徒みんな、今日の経験は忘れられないものとなったのではないでしょうか。


名残惜しいですが、見学が終わりの時間がきたのでバスに乗り込みます。
学校へと戻るこのバスの中で、生徒たちはどんな感想を話し合っていたのでしょうね




そして学校へ戻った生徒たちは、午後はPEの授業です。


市毛先生の指導のもと、ストレッチから始める生徒たち。
今日は前半はA・C・E班が、後半はB・D班がそれぞれ1時間受けます。


この3日間、馬場が悪く騎乗レッスンを受けることができなかった生徒たち。
馬に乗るのも必要ならば、身体を整えてあげるのも大切なことです。


この時間は自然と笑顔がこぼれます。
痛いけど気持ち良い。
このPEの時間は心も身体もリラックスして臨んでいるのでしょうね。
騎乗しているときの真剣な顔とはまた違う、学校でのひと時でした。




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5件のコメント

  • 50のおやじ より:

    こんにちは
    いつ見ても生徒達の表情いいですね!
    本当に楽しいんでしょう。
    又、学校のカリュキラムいつも関心してます。
    これからも宜しくです。

  • ヴィクトリー より:

    本当に学校行事は、充実していて、関心しております。
    トレセンの見学・・・貴重な体験ですね。

    晴れの日に楽しく乗馬できるよう、不良の日は基礎を
    頑張ってください。

  • 管理人 より:

    >>50のおやじさん

    ありがとうございます。
    生徒たちの豊かな表情を見ていると、こちらまで若い頃に戻ったようで
    新鮮な気持ちになります。
    子供から学ぶ事ってけっこう多いものなのですね。

    >>ヴィクトリーさん

    基礎は大切ですよね^^
    乗馬ができなくても、その日その日で何かを学んでくれたら良いですね!
    もうじき夏休みですから、それまで乗馬に勉強に一生懸命やらないと、ですね。

  • 馬好き より:

    皆さんの中にも、将来あの走路で走る人がいるでしょうね!
    美浦トレーニングセンターを見て、もっと夢が高まったんじゃないですか?
    私も、実際は見てませんが、写真で見れてよかったです!

  • 管理人 より:

    >>馬好きさん

    そうですよね。
    遠くない将来、ここで走っている生徒がいますね、きっと。
    みんなの夢が叶う事を祈るのみですね。

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