国際馬事学校の学校ブログ | 国際馬事学校
2010.2.28 日曜日

新たなる旅立ち

平成22年2月27日。

この日、第一回国際馬事学校卒業式が行われました。

厳かな雰囲気の中、校長先生から卒業証書を渡される卒業生です。
昨年春に開校した国際馬事学校。
本来、高校課程は3年制、専門課程は2年制ですが、他校からの編入生や騎手班の生徒など例外もあります。
JRAとNAR騎手課程に合格した3名と編入生のAくんがそれに該当し、この日の卒業となりました。



在校生送辞では、Sくんが祝福の言葉とともに、卒業生との思い出などを語ってくれました。
伴くんが競馬学校に受かった時は、まるで自分のことのように嬉しかったこと。
鴨宮くんとはお互いの部屋で、競馬について時間を忘れるほど語り合ったこと、など…。

なかでも心に響いた言葉を、ここでご紹介します。

『一所懸命生きることが、一生懸命生きることになる』
長い人生、一生懸命に生きていると疲れてしまいます。
でもその瞬間、瞬間を懸命に生きていけたなら、一生(=人生)を懸命に生きたと思えるはず。
辛い時や苦しい時に、妥協して安易に流されずに、この「一所懸命」の気持ちで乗り越えていってほしいと思います。



Sくんの気持ちは、卒業生にしっかり伝わったことでしょう。
卒業生答辞では最年長のAくんが、この学校で経験したこと全てが心身の成長につながったと話してくれました。

伴くん、Aくん、光くん、鴨宮くん。皆さんの未来が輝かしいものであるよう願い、この新たなる旅立ちを心より祝福いたします。

乗馬クラブに就職が内定しているAくん、その誠実さと真面目な性格でこれからも頑張ってくださいね。
JRAとNARの騎手課程に入学が決まっている伴くん、鴨宮くん、光くんは、いよいよ厳しい訓練が始まりますね。
ジョッキーになりたいと願い、そのために懸命に努力する貴方たちの姿をずっと見てきました。
その強い精神があれば、きっとどんなことも乗り越えられる。数年後、競馬場で会える日を楽しみにしています!




卒業式の後は食堂で、美味しい食事とともに楽しい会話や記念撮影などで盛り上がりました。



生徒の好きな物をたくさん用意してくれた食堂のチーフやお姉さんに感謝。

女子もお祝いの言葉と笑顔で、卒業生たちを送ります。


16歳〜20歳と年齢は違いますがとても仲が良い生徒たち。
家族と遠く離れた場所で寮生活を送る彼らは、まるで兄と弟のようにお互いを励まし、支えあってきました。
この1年間で乗馬の技術や知識はもちろん、精神的に大切なものを手に入れたように思います。
彼らはきっと自分では気付いていないのでしょうね。1年前は幼さが残っていた顔が、強さと優しさが増して輝いていることを。

卒業生も在校生もみんな、夢を胸に抱いてそれぞれの道を歩んでいます。
たとえ躓き立ち止まるときがあっても、どうか、その瞳は真っ直ぐ前を見つめていますように…。








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4件のコメント

  • monkey より:

    ご卒業おめでとうございます<(_ _)>

    皆さんの活躍&騎手課程の方は騎乗馬の活躍楽しみに待ってます!
    僕とあまり変わらない方の活躍はとても励みになると思います!

    がんばってください!!!!!

  • 馬好き より:

    もう卒業になるんですね・・・・。
    おめでとうございます!
    うれしいような・・さみしいような・・・。
    「一所懸命生きることが、一生懸命生きることになる」
    とっても良い言葉だと思います!!
    今後の参考になりました♪♪
    これからも、自分自身の夢に向かって頑張って下さい!!
    そして、何よりも何事にもあきらめないで努力すること
    夢を持ち続けることを忘れないでください!!

  • 管理人 より:

    >>monkeyさん
    monkeyさんも馬と共に生きるという目標があるのですよね。
    生徒たちやmonkeyさんみたいに、若い方が頑張っている姿を見るのはとても嬉しい気持ちになります。
    見ている以外、何もできませんが、それぞれの夢に少しずつでも近づいていけるよう心からエールを送りたいと思います。

    >>馬好きさん
    ・あきらめないで努力すること
    馬好きさんの前向きな姿勢は本当に素敵です。
    諦めたら、そこで終わり。それ以上前に進めなくなりますものね。
    自分の可能性を信じ、精一杯やり遂げることで、後悔の無い人生が送れるのだと思います。
    一人、また一人と生徒が旅立つのは少し寂しいのですが、また笑顔で会える日を楽しみにしています。

  • ヴィクトリー より:

    卒業おめでとうございます。

    1年・・・本当早かったですね。
    大切な仲間がいたからこそですね。
    S君の言葉を支えとし、また新しい一歩を踏み出してください。

    在校生の皆さんは、新入生を向かえまた新しい出会いですね。
    楽しみです。

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