ドイツで得たもの 〜佐藤絢香〜
高校課程2年生(乗馬選手・インストラクターコース)の佐藤絢香といいます。私たち3人はリゲス厩舎さんに、2週間お世話になりました。
初めて見るドイツの風景、日本とは全く違うデザインの建物、雰囲気ある佇まいの厩舎。
たくさんの衝撃と感動がありました。
特に心に残っているのは。
厩舎の壁一面にびっしりと・・・。
競技会で獲得したたくさんの賞プレートが飾ってあったこと。
馬装や手入れをするときに馬を繋がずに行うこと。
そしてあまりにも広大な放牧場(敷地)。
地平線の向こうまであるのではないかと思うほどの敷地で放牧されている多くの馬、とても気持ち良さそうです。
ここの馬はストレスを感じることなどないのだろう、と思いました。
私たち3人は、ドイツに着いた次の日から騎乗の指導を受けました。
騎乗していて特に厳しくチェックされた点があります。
・ひじを脇につける
・脚をひいて乗る
・拳(こぶし)を立てる
・手綱を緩めすぎない
基本的なことばかりですが、それも出来ていなかったことに反省・・・。
私は今まで、脚を前に出して楽な姿勢をとって騎乗していたので、レッスン後はいつもクタクタでした。
けれど夜にビデオを観ながら反省会をしたとき。
とても見ていられないな、と思うほど自分の騎乗姿勢がひどいことに気づきました。
それ以来、気をつけて騎乗するようにしたら、少しずつ脚の位置や拳(こぶし)を注意される回数が減ってきました。
そうなると楽しくなり、次の日には「もっと減るように頑張ろう!!」と思って乗るようになりました。
研修旅行では、観光や競技会観戦なども楽しみました。
ケルン大聖堂のステンドグラスやたくさんの蝋燭が幻想的でした。
ドイツは食事も美味しくて。でもハンバーガーやドリンクの大きさにびっくり。
すごいボリュームです。
競技会は、1週目に屋内の障害飛越競技、2週目はリゲス先生&モニカ先生の娘さんが出場したものを観ました。
いずれも落馬をしてしまったり失権する人が少なかったのが印象的です。
観ているときもずっと、「すごい!」としか言葉を発していなかった気がします。
いつか私も、見ている人に「すごい」と思ってもらえる騎乗ができるようになりたいです。
今回の研修で感じたことがあります。
これまでの私は、自分で出来ないと思うと、すぐに諦めていました。
でもそれは「出来ないと思うから出来ない」のであって、「出来ると信じれば出来る」。
教わったことを次のレッスンに活かさないと、上達するわけが無いし、そこから一歩も進まない。
深く深く、心に刻み込まれました。
最後に・・・。
ドイツ語も英語も通じない私たちに、優しくジェスチャーなどで話しかけて下さったリゲス厩舎の皆さん。
通訳や案内などでずっと私たちを支えて下さった、さやか先生。
私の担当馬を見てくれた学校の皆さん。
研修旅行に参加させてくれた家族。
本当にありがとうございました。
この感謝の気持ちを忘れずに、学校に戻っても頑張ります。
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4件のコメント
本当に広い放牧場ですね
ポテトの量も
飾ってある賞の量も凄い( ̄□ ̄)!!
手入れの時につながないのは
信頼関係があるからなのか
はたまた習慣なのか……
とにかく
多くの事が学べたようで良かったですね
<管理人さん
ラーメン屋さんの情報ありがとうございます
是非行ってみたいと思います
>>通りすがりのKさん
海外に出ると、今までの自分がいかに小さな世界で悩んでいたか気付きますよね。
人生でふと行き詰ったとき。
いつもの日常から離れて、どこかへ旅すると良いかもしれませんね。
海外でなくとも、少し遠くの山々を歩いたり、北海道で牧場めぐりをしたり。
そこで活力が湧いて、再び歩き出すことができます。
生徒にとって今回の研修旅行は、本当に良い経験だったようです♪
国際馬事化学校って
何歳から入れますか??
コメントありがとうございます!
馬事学校は中学校卒業さえしていれば入学できます。
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