騎手の誰もが通る道
今年もまた、JRA競馬学校入学を目指し、多くの若者が試験に臨みます。もちろん本校からも数名が受験しました。
第一次試験が行われるこの日のために、入学から4ヶ月間(2回目の生徒は1年4ヶ月も)いろいろなことを学びました。
皆さん、胸を張って行ってらっしゃい!!
JRA所属騎手はJRA競馬学校騎手課程(3年間)。
NAR所属騎手は、地方競馬教養センター騎手課程(2年間)。
15歳〜18歳から数年間、専門の養成所で学ばなければ騎手免許を取得することができません。
騎手になるための条件は厳しくて。
体格・視力・身体能力など幾つもの項目をクリアしなければ受験する資格すらありません。
いわゆる適性と言われるものですが、それらは受験生全員が持つものです。
適性のある者の中から、僅か数名しか選ばれない、狭き門。
どんなに条件が揃っていても、本人に、騎手に必要な才能や強い精神力がなければ無理だと思います。
競馬学校では何百名、何千名もの受験生を見、多くの騎手候補生を育ててきました。
試験を担当される皆様は騎手に必要な「何か」を求め、そしてその才能を見出しておられるのでしょうね。
現在、日本で騎手と呼ばれる方の全てが通る道。
全国から集まった少年たちが、その道を歩むことを夢見て頑張っています。
騎手班&夏休み第2グループが不在で、少し静かな国際馬事学校。

昼休憩後の午後3時半に集合し、施設の掃除や厩舎作業、飼いつけをします。
残った生徒たちが、それぞれの役割を果たしていました。

まだまだジリジリと肌を焼くような熱い陽射しです
暑い中、人が少なくて大変でしたね。

「今日はそれほど大変じゃないですよね〜Mさん♪」
にこやかに、元気に備品整理を続けるKくん&Mくんでした。
この逞しさが、何とも頼もしいですね☆
Tくんは、マーブルちゃんの丸洗い?
背が低いから背中も楽々洗えて、お手入れしやすそう。
「いや、チョコチョコチョコチョコと動き回るので、けっこう面倒なんです」

牧場研修中のAくんも、夕方の作業には顔を出してくれます。
研修期間は8月31日までなので、もうじき終わりますね。
「遅めの夏休みに入ります」

Oくんは馬房でブラッシング〜〜
ピッカピカになっていました♪♪

7月生の最年長Sくん。
さすが大人、と思わせる行動力をもっています
その回転の速さは、レッスンでも活かされそうですね。
そうしているうちに、試験を終えた騎手班が戻ってきました!!

お帰りなさ〜〜い!!
どうだった!!??
「やれるだけはやった・・・と思います!!」
その表情は緊張からの開放感からか達成感からか、とても晴れ晴れとしていました。
着替えて、ひと息ついているときも。
反省や感想で、話は尽きることがありません。
試験での高揚感が残っているのでしょう、普段よりずっとテンションの高い騎手班の皆さんでした。
何はともあれ、騎手班はこれで一区切り。
僅かな休息の後は、また目標に向かい頑張りましょう!!!
カテゴリー: 学校関連
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