国際馬事学校、校内試験
とっても緊張した顔で馬場の中央を見つめるSさん。
視線の先では……
年に一度の校内試験が行われていました。
自信あり気な人も、
「もうだめだぁ」と苦笑いする人も
頑張ってきた成果を発揮できるように頑張ってくださいね!
ここからはさやか先生の辛口コメントを添えて
ひとりずつ紹介したいと思います。
まずはA2科目組からです。
トップバッターはFさん。今回はターボとのコンビです。
B級を取得する際に一度経路を踏んでいるので、
他の人よりも落ち着いたスタートができましたね。
以下さやか先生コメントです。
さやか先生「まとまってはいましたが、後肢からのパワー不足です。
図形の捉え方も雑になっているので丁寧に経路をまわりましょう。
もう少し腰を張って、背筋をまっすぐにすれば反動も抜けます」
二番手はF君。
乗り馬を決めるくじ引きで、みんな苦手なジャガーを引いてしまいました。
ですが負けじと奮闘していましたよ!
さやか先生「全体的にバランスが前に行きすぎなので、姿勢よく、体を起こして乗ること。
馬とのリズムがずれているので、人間が馬の動きを邪魔する事になってしまいます。
もっと心に余裕をもちましょう」
A2科目トリはF君です。コンビはエスポワール。
特に緊張しているように見えず、余裕の表情だったF君です。
結果が楽しみですね。
さやか先生「猫背のせいで視線が下になり、経路を見れていません。
そのせいで経路のまわり方が雑になっています。全体的にペースが速く、
尋常と中間の差がないです。もっと丁寧に」
一人馬の走行が終わるごとに、
先生方がジャッジペーパーに細かくコメントを書いていきます。
普段のレッスンとは違った緊張感がありますね(^_^;)
続いてC級課目です。
T君からのスタート。コンビはサンレーです。
前回の試合でもサンレーと組んでいたので、安心して騎乗できたかもしれませんね。
さやかT「全体的にペースの乱れが目立ち、まとまりがありません。図形や乗り方をもっと丁寧に。
背中を伸ばしてかかとを下げないと反動が抜けず、馬の上から人がいなくなってしまいます」
続いてMさん。コンビはエスポワールです。
緊張しすぎて満面の笑みを浮かべるMさん。
途中アクシデントもありましたが、見事経路を完走です!
さ「お尻がずっと引けていて、座れていません。
そのせいで騎座を使うことができず、推進不足で馬が重くなっています。
自信を持って背筋を伸ばして乗りましょう」
N君の走行です。コンビはターボ。
みっちり経路練習をしてきたというN君。
研修へ行く前と比べて、姿勢がとっても綺麗になりましたね。
さ「まとまってはいますが、ペースのムラが多くメリハリがありません。
馬をきちんと内方姿勢にしないと反対駈歩が出てしまいます。
後半、姿勢が崩れてきているので最後まで集中して乗りましょう」
こちらはSさん。コンビはトライミーです。
緊張のためか、ずっと唇を噛みしめていました。。
もっとリラックスして乗れるよう、こういう場での騎乗にも慣れていきましょうね。
さ「手綱をつめすぎて、引き気味で乗っています。
馬が外を向いて走っていることが多いです。
馬に助けられている部分があるので、自分で経路を理解してまわるよう心がけましょう」
大トリを飾るのはH君です。
入学して二か月半という短い時間でしたが、駈歩、正反動とよく頑張ったと思います。
さ「短い時間でよく乗れていました。
ですが試合や試験では、バックグラウンドは関係なく審査されます。
人馬一体でなければ経路は回れません。
もっとリラックスして馬とリズムを合わせること、何より馬に乗ることを楽しみましょう」
試験の後、みんなで食堂に集まって反省会をしました。
自分でもわかっているところ、指摘されて初めて気が付いたところ。
よく聴き、映像を繰り返し見て、今後の騎乗に役立ててください。
採点の点数と順位はクリスマス会にて発表されます。お楽しみに。
みなさん、今日はおつかれさまでした!
カテゴリー: 学校行事
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